訳者、内容紹介 竹内芳郎 たけうち よしろう
1924年生まれ。1943年東京大学法学部入学。1952年同文学部卒。
哲学者。 討論塾主宰。
著書:『サルトル哲学序説』(河出書房、1956。盛田書店、1966。筑摩書房、1972)『サルトルとマルクス主義』(紀伊国屋書店、1965)『言語・その解体と創造』(筑摩書房、1985) 『天皇教的精神風土との対決――その理念と実践』(三元社、1999)他多数。
訳書:サルトル『哲学論文集』『弁証法的理性批判1』(人文書院、1957,1962。 ともに現在品切)他。
《世界》が《自我》を創造したのでもなければ、《自我》が《世界》を創造したのでもない。それらは、絶対的・非人称的な意識にとっての二つの対象であり、意識を介してこそ、それらは結び合うのである。
この絶対意識・・・・それはただ端的に、存在の第一条件であり、絶対的源泉なのだ。 (本書収録『自我の超越』より)
|