ア ポ リ ア
死す――「真理の諸限界」を[で/相]待−期する

ジャック・デリダ
港道 隆訳

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四六判上製カバー装 196ページ 本体価格2200円
                     ISBN4-409-03056-6 (専門・教養)

≪目次≫

前置き
T Finis [境界・終末]

U 到着を待−期する[到着地点で待ち合う]

原注/訳注

Postscriptum
アポリアの翻訳――翻訳のアポリア

《訳者略歴》

港道 隆 みなとみち たかし
1953年生まれ。哲学・思想史専攻。現在、甲南大学教授
著書:『レヴィナス――法−外な思想』(〈現代思想の冒険者たち 16〉講談社)
  
   『メルロ・ポンティ』(共著、岩波書店)
訳書:ジャック・デリダ『
精神について――ハイデッガーと問い』(人文書院)
   
 ジャン・リュック・ナンシー『主体の後に誰が来るのか?』(共訳、現代企画室)
    ピェ−ル・ブルデュー『実践感覚』T(共訳、みすず書房)
    サラ・コフマン『人はなぜ笑うのか?――フロイトと機知』(共訳、人文書院)他
                   
☆  ★  ☆  ★
《内容紹介》

「決定不可能性」と、「正義」を求める「責任ある決定」との問いを、境界設定とその通過の(不)可能性の問いへと結節させ、方途なきアポリアの経験を肯定する。境界と通過の(不)可能性の際たるものとしての「死」を、ハイデッガーの『存在と時間』から出発して論じる。デリダ思想が凝縮された1冊。

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