書名:新装版 文化における〈自然〉 ―哲学と科学のあいだ

著者:芦津丈夫/木村敏/大橋良介編

サイズ:四六判上製 256ページ 本体価格2800円
ISBN4-409-04084-7 (自然・生命思想/専門・教養)

《目次》
第一部 文学・宗教・哲学の視点から

ゲーテの自然――
形態をめぐって/親鸞における自然――シェリングとのつながりで/自然哲学と現代
第二部 精神病理の視点から
――自然さと不自然さ
精神分裂病における自己と自然さの障害/精神病理学的観点からみた自然さと不自然さ

第三部 芸術の視点から
――芸術に映る東西の自然観
雪舟とヨーロッパ――
『山水長巻』における「自然」/美術に見る東西の自然観/自然と芸術――クレーと東アジア
第四部 自然科学の視点から
自然科学と哲学――
歴史的展開・現在の状況・将来の挑戦

《内容》
 
文学・宗教・哲学・精神病理学・芸術・自然科学など多分野の第一線研究者が集い「人間の在り方と営み」「文化にとって自然とはなにか」という問題を重層的に討論する。きたるべき二十一世紀の「人と世界の新しい関係」の可能性ははたして何処にあるのかを探る。

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