書名:生命の文化論 日独文化研究所シンポジウム 編者:芦津丈夫/木村敏/大橋良介 価格:2500円 |
目次 |
第一部 生命と自己(一九九六年) 自己創出する生命 中村 桂子/ハイデッガーの動物論 川原栄峰 ディスカッション(大橋良介/木村敏/中村桂子/川原栄峰)
第二部 生と死(一九九七年) 第三部 感覚の哲学(一九九八年) 第四部 生命―創作の秘密 ―ゲーテ生誕二五〇年に―(一九九九年) あとがき |
編者・内容紹介 |
芦津丈夫 あしず たけお
1930年生まれ。京都大学名誉教授。2001年死去。著訳書:『ゲーテの自然体験』(リブロポート、1988年)、『ゲーテ全集13』(潮出版、1980年)ほか。
木村 敏 きむら びん
1931年生まれ。京都大学医学部教授を経て、現在河合文化教育研究所主任研究員。京都大学名誉教授。著訳書:『木村敏著作集全8巻』(弘文堂、2001年)、ヴァイツゼッカー『生命と主体』(人文書院、1995年)ほか。
大橋良介 おおはし りょうすけ
1944年生まれ。京都工芸繊維大学教授を経て、現在大阪大学大学院教授。著書:『<切れ>の構造』(中央公論社、1986年)、『西田哲学の世界』(筑摩書房、1995年)ほか。
いま、<生命>論が大きく揺らいでいる。21世紀の人類的課題「文化としての<生命>」へのアプローチ!
DNA生命科学や自然環境問題など、生命をめぐる現代的諸課題に対して哲学的観点から種々に論じたシンポジウムの白熱の記録。
中村桂子「自己創出する生命」川原栄峰「ハイデッガーの動物論」M・トイニッセン「生と時間」坂部恵「生と死のあわい」上山安敏「時代現象としての感覚──自然科学・文学・宗教の出会い」中村雄二郎「感覚と生命──共通感覚論の新しい展開」神林恒道「彫刻になにをみるか──高村光太郎とヘルダーの彫刻論から」柴田翔「宇宙の生命の祝祭──『ファウスト第U部』「古典的ヴァルプルギスの夜」を中心に」ほか、白熱のディスカッション。
《日独文化研究所シンポジウム》中村桂子・中村雄二郎他著