書名:京都学派の思想 種々の像と思想のポテンシャル 著者:大橋良介 編 価格:2600円 |
目次 |
序 なぜ、いま「京都学派の思想」なのか 大橋良介 T 種々の「京都学派」像 U 思想のポテンシャル 「総合年表」と「学系図」 米田俊秀 あとがき/執筆者(訳者)一覧 |
編者・内容紹介 |
大橋良介 おおはし りょうすけ
1944年生まれ。京都工芸繊維大学教授を経て、現在大阪大学大学院教授。
著書:『<切れ>の構造』(中央公論社、1986年)、『西田哲学の世界』(筑摩書房、1996年)、『内なる異国 外なる日本』(人文書院、1999年)
日本人の自立した哲学を基礎にした京都学派の哲学的有効性と可能性を探る意欲の論集!
欧米での禅への関心と表裏する再評価とともに、戦争協力責任を問うイデオロギー批判など、京都学派が今また問われている。左派から見た或いは軍部政権から見た学派像、戦後、特に東アジアの国々から見た種々の像を追いながら、科学、技術、美学、教育、言語、歴史、宗教の場における京都学派哲学の思想的側面を照らし出し、現代に位置づけた画期的論集。