書名:近代絵画の誕生 一八六三年

著者:ガエタン・ピコン
訳者:鈴木祥史

サイズ:四六判上製 250ページ 本体価格2200円
ISBN4-409-10010-6 (一般・教養/美術批評)

《目次》
序文(イヴ・ボヌフォワ)
一八六三年
「落選者展覧会」/非現実的な世界の終焉/芸術と文明/絵画と文明/絵画と現実性/新しい画像/新しい距離/痕跡、記号、瞬間/一八六三年と現代
あとがき(イヴ・ボヌフォア)
原注・訳注/訳者あとがき/ガエタン・ピコン著作目録/人名索引     
 

《内容》
  《落選者展覧会 》でのマネの「草上の昼食」のスキャンダル。市民社会の成立とともに出現した近代絵画が問うた「芸術と文明」「絵画と現実性」の問題を、20世紀芸術をも視野に入れて論じたフランス文学・芸術批評家として名高い著者の記念碑的著作、待望の邦訳。

著者ガエタン・ピコン(1915−76)
 ボルドーに生まれる。フランスの内外の大学、研究所で教育活動に携わり、そのかたわら数多くの文芸批評、美術批評を執筆した。1958年には友人アンドレ・マルローの要請で、フランス文化省の芸術文学局長となり、1963年から1966年まで、「メルキュール・ド・フランス」誌の編集長を務めた。
主要作品−『現代フランス文学展望』『彼自身によるマルロー』『すばらしいときの震え』『プルーストを読む』
訳者鈴木祥史(すずき・よしぶみ)
1942年京都で生まれる。京都大学文学部仏文科卒 仏文学専攻 立命館大学教授
訳書−フロマンタン著『昔日の巨匠たち』『レンブラントの「夜警」と明暗法』
    ロジェ・フアイヨル著『フランス−文学と批評』など。

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