書名: ピカソ ジャコメッティ ベイコン

著者:ミシェル・レリス 
訳者:岡谷公二編訳

サイズ:A5判 308ページ 本体価格3900円
ISBN4-409-10011-4

《目次》工事中

パブロ・ピカソ
ピカソの近作について/通知状/ルイ・カレ画廊でのピカソ展/ピカソと人間喜劇、あるいは大足の災難/ピカソの初歩読本/小文字のバルザックと大文字なしのピカソ/ピカソとベラスケスのラス・メニーナス/ピカドールのロマンチェロ/「やあ、レリス! じゃあ君は仕事をしているんだね?」/「絵画は私より強い……」/複製/「時間の外に、ではなく……」/画家とそのモデル/言いあらわすこと/台座のない天才/作家ピカソ、あるいは忘我の詩/補遺――ピカソのデッサン、ガッシュ、水彩/マックス・ラファエル『プルードン-マルクス-ピカソ』/言葉の仙境・一九四四年三月一九日……

アルベルト・ジャコメッティ
アルベルト・ジャコメッティのような人物のためのいくつかの石/切手やメダルのなかのジャコメッティ/アルベルト・ジャコメッティ/他の「石たち……」/別の刻、別の痕跡……/語り、書くジャコメッティ

フランシス・ベイコン
フランシスコ・ベイコンの絵画が私に語ったもの/人間的苦悩の画家/フランシスコ・ベイコンの現在/フランシス・ベイコンの大いなる賭/アウトローの画家ベイコン/フランシス・ベイコン、その顔と横顔/リアリズムについて――フランシス・ベイコン宛ミシェル・レリスの五通の未発表書館

レリスと画家、彫刻家たち――解説にかえて

図版一覧/初出一覧/主要人名索引
 

《内容》
 現代美術のリアリズムの三巨匠について書かれたほぼ全ての文章を収録し、美術批評家としての著者の知られざる面を初めて紹介する。対象の本質を大胆かつ適確に描きだす才は非凡であり、偉大な芸術家と稀有な鑑識眼との出会いというスリリングな瞬間を堪能できる。

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