モリニエ 地獄の一生涯

ピエール・プチ著 星埜守之訳

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A5版 上製 302ページ 本体価格4900円
                 ISBN4-409-10013-0 (一般・教養/美術・伝記)

≪目次≫
序文
T アジャンからボルドーへ/U ボルドーの独立派(アンデパンダ)芸術家たち/V ならず者モリニエ/W アンドレ・ブルトン――
名声へのパスポート/X シュルレアリスムの星雲の中で /Y エマニュエルとハネル――分身を求めて/Z 愛、悪癖、空想 /[ 地獄の生/\ 死の幻想/] 予期された最期
原註・訳者あとがき・映像作品・書誌・展覧会・作品カタログ

≪著者・訳者、内容紹介≫

Pierre Petit ピエール・プチ
1944年フランス、ボルドー生。米国、南アフリカの大学で教鞭をとったのち、1978〜1992年までオークランド大学教授。
主著:本書のほかに『フランスはいま? 文化の記録』、P・ゴーガン『ノアノア』の批評校訂版など。全点、未訳。

星埜守之 ほしの もりゆき
1958年生。東京大学大学院博士課程中退。白百合女子大学助教授。専門はシュルレアリスム研究。
著・訳書:『シュルレアリスムの射程――言葉・無意識・複数性』(共著、せりか書房、1998)、『文化解体の想像力  シュルレアリスムと人類学的思考の近代』(共著、人文書院、2000)、J・シェニウー=ジャンドロン『シュルレアリスム』(共訳、人文書院、1997)、A・ブルトン『魔術的芸術』(共訳、河出書房新社、1997)、P・シャモワゾー『テキサコ』(平凡社、1997)、A・マキーヌ『フランスの遺言書』(水声社、2000)

               ★  ☆  ★  ☆  ★              ≪E R O S≫の越境者
自慰、近親姦、同性愛、屍姦、人形愛・・・・・
あらゆる倒錯的性愛に淫するフェティシスト

アーモンド型の大きな眼と長い黒髪をもち、ハイヒールに黒いストッキングを身につけた女たち、その女たちの身体が分解され捻じまげられることで生れる肉体の花々――あのきわめて猥らで挑発的な絵画の秘密。アンドレ・ブルトンにその魔術的才能を熱讃された画家の死とエロスに彩られた狂気のドキュマン。  

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