書名:
アクシオン・エスティ 讃えられよ

著者: オデュセアス・エリティス
訳者:山川偉也

定価:2520円 (本体価格2400円+税120円)
サイズ:B5変判上製 192
ページ 刊行日2006年10月 
ISBN4-409-13030-7(教養書/海外文学・詩)

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目次

創世記/受難曲:詩篇1、2 頌歌1/第一の朗読:頌歌2 詩篇3,4 頌歌3/第二の朗読:頌歌4 詩篇5,6,7,8 頌歌5/第三の朗読:頌歌6 詩篇9,10 頌歌7/第四の朗読:頌歌8 詩篇11,12,13,14 頌歌9/第五の朗読:頌歌10 詩篇15,16 頌歌11/第六の朗読:頌歌12 詩篇17,18/讃えられよ

詩句注釈・解題・あとがき・詩句索引


訳者・内容紹介

山川偉也 やまかわ ひでや
1938年徳島市に生まれる。同志社大学大学院文学研究科哲学専攻博士課程修了。アテネ大学名誉博士。ギリシア・ピュタゴリオン名誉市民。現在、桃山学院大学法学部及び大学院文学研究科教授。
著書:『ゼノン―4つの逆理』(講談社、1996)、『古代ギリシアの思想』(講談社学術文庫、1993)、『ギリシア人の哲学と世界観』(玉川大学出版局、1986)、『人間とイデア』(法律文化社、1977)他多数。


ノーベル文学賞受賞作、本邦初全訳ついに成る。

現代ギリシャを代表する傑出した詩人オデユッセアス・エリティス(1911-1996)によるノーベル賞受賞作(1979年)の初全訳。戦争や内戦など現代ギリシャが歩んだ悲惨で陰鬱な歴史を背景とし、壮大な神話的世界のなかに「争い」「裏切り」「暴力」「孤絶」「死」「悪」を描き、未来に望見される「太陽」「美」「愛」を謳い上げる…。ギリシャの大地に深く刻まれた傷の記憶を浮かび上がらせ、14年の歳月をかけてなった記念碑的作品。本書はギリシャ語原文(左頁)と日本語訳(右頁)を厳密に対応させた二ヵ国語併記版。原書刊行から四半世紀以上の時をかけ、格調高く選び抜かれた日本語でおくる堂々の翻訳。


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