照らし出された戦後ドイツ
ゲオルク・ビューヒナー賞記念講演集(1951-1999)

谷口康治=監訳 
ビューヒナー・レーデ研究会他訳

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A5判 上製 562ページ 本体価格4800円
                   ISBN4-409-14050-7 (専門・学術/文学)

≪目次≫
(講演者名)

序文
1951年 ゴットフリート・ベン/1953年 エルンスト・クロイダー/1954年 マルティン・ケッセル/1955年 マリー・ルイーゼ・カシュニッツ/1956年 カール・クローロ/1957年 エーリヒ・ケストナー/1958年 マックス・フリッシュ/1959年 ギュンター・アイヒ/1960年 パウル・ツェラーン/1961年 ハンス・エーリヒ・ノサック/1962年 ヴォルフガング・ケッペン/
1963年 ハンス・マグヌス・エンツェンスベルガー/1964年 インゲボルク・バッハマン/1965年 ギュンター・グラス/
1966年 ヴォルフガング・ヒルデスハイマー/1967年 ハインリヒ・ベル/1968年 ゴーロ・マン/1969年 ヘルムート・ハイセンビュッテル/1970年 トーマス・ベルンハルト/1971年 ウーヴェ・ヨーンゾン/1972年 エリーアス・カネッティ/1973年 ペータ・ハントケ/1974年 ヘルマン・ケステン/1975年 マネス・シュペルバー/1976年 ハインツ・ピオンテク/1977年 ライナー・クンツェ/1978年 ヘルマン・レンツ/1980年 クリスタ・ヴォルフ/1981年 マルティン・ヴァルザー/1983年 ヴォルフディートリヒ・シュヌレ/1984年 エルンスト・ヤンドル/1985年 ハイナー・ミュラー/1986年 フリードリヒ・デュレンマット/1987年 エーリヒ・フリート/1988年 アルベルト・ドラッハ/1989年 ボート・シュトラウス/1990年 タンクレート・ドルスト/1991年 ヴォルフ・ビーアマン/1992年 ジョージ・タボーリ/1993年 ペーター・リュームコルフ/1994年 アードルフ・ムシュク/1995年 ドゥルス・グリューンバイン/1996年 ザーラ・キルシュ/1997年 H・C・アルトマン/1998年 エルフリーデ・イェリネク/1999年 アルノルト・シュタードラー

≪編者、内容紹介≫

谷口 廣治 たにぐち こうじ
1945年生まれ。1972年名古屋大学大学院文学研究科ドイツ文学専攻博士課程中退。現在、大阪府立大学総合科学部教授。
著訳書:『理念と肉体のはざまで―G.ビューヒナーの文学』(人文書院、1997年)、『ゴットフリート・ケラー作品集第二巻』(共訳、松籟社、1987年)

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戦後ドイツで最も権威高い文学賞の受賞者たちが文学と政治の難関やタブーに敢然と切り込んだ刮目すべき講演群。そこには、戦犯国家の負債を背に、冷戦から国家統一へ、戦後ドイツ社会の苦難の歩みが如実に照らし出されている。ビューヒナー・レーデ研究会の5年以上にわたる意欲的な共同研究の成果をいま世に問う、注目の労訳!

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