書名:三島由紀夫賞受賞 三絃の誘惑(近代日本精神史覚え書)

著者:樋口 覚

サイズ:四六判上製 336ページ 本体価格2900円
ISBN4-409-16076-1

《内容》
  三味線が醸す日本的心性への耽溺とその徹底的な否定という近代人の演じた苦悶の劇を思想的に問う異色作。近松を始源に、徂徠や春台ら近世の儒者から、兆民、透谷、林達夫、杢太郎、露伴、谷崎などを「伝統の文」への関わりで論じる、もう一つの近代日本精神史。

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