書名:
世界のアニメーション作家たち

著者: 小野耕世

定価:2940円 (本体価格2800円+税140円)
サイズ:A5判上製 320
ページ 刊行日2006年9月 
ISBN4-409-18003-7(教養書/アニメーション)

  内容紹介欄へ

目次

ヤン・シュヴァンクマイエル Jan Svankmajer  「アニメーションは触覚的な活動だ」ミシェル・オスロ Michel Ocelot  「私は北斎を心の師だと思っている」/ルネ・ラルー Ren・Laloux   「アニメーションこそがほんとうの映画だ」/ラウル・セルヴェ Raoul Servais  「私はルネ・マグリットを怒らせてしまったよ」/スーザン・ピット Suzan Pitt  「最初の『キング・コング』の映画が大好きよ」/ジミー・T・ムラカミ Jimmy T. Murakami  「私は日系人収容所で『白雪姫』を見た」/フレデリック・バック Frederic Back  「絵はちいさくてもかまわないんだ」/ニック・パーク Nick Park  「口がないからこそ雄弁なのさ」/エドゥアルド・ナザロフ Eduard Nazarov  「アニメ作りには女房の協力が必要だよ」/ユーリ・ノルシュテイン Yuri Norstein  「いつも父への想いが私を追っているのです」/アレクサンドル・ペトロフ Aleksandr Petrov  「油絵アニメは、最も自然で調和のとれる手法だった」/イジー・バルタ Jir・Barta  「『笛吹き男』の色彩には苦労したよ」/カレル・ゼマン Karel Zeman  「ジュール・ヴェルヌの海に、私はあこがれた」/ポール・グリモー Paul Grimault  「ぼくはジュール・ヴェルヌの生まれ変わりかな」/レイ・ハリーハウゼン Ray Harryhausen  「ダイナメーションの映像魔術を話そう」

あとがき―アニメーション作家たちとの時間


著者・内容紹介

小野耕世 おの・こうせい
1939年東京生まれ。国際基督教大学教養学部人文科学科卒。映画・マンガ評論家、作家。現在、国士館大学21世紀アジア学部客員教授、日本マンガ学会理事など。熱気球パイロットでもある。2006年第10手塚治虫文化賞特別賞受賞。

著書:『アメリカン・コミックス大全』(晶文社、2005年)、『アジアのマンガ』(大修館書店、1993年)、『中国のアニメーション』
(平凡社、1987年)、『シネランドへおいでよ』(講談社、1983年)、『ドナルド・ダックの世界像』(中公新書、1983年)、『銀河連邦のクリスマス』(晶文社、1978年)など。

訳書:アート・スピーゲルマン『消えたタワーの影のなかで』(岩波書店、2005年)、マイクル・フアー『タンタンの冒険 その夢と
現実』(サンライズライセンシングカンパニー、2002年)、アート・スピーゲルマン『マウスーアウシュヴイツツを生きのびた父親の物語』1、2(晶文社、1991、94年)はか多数。


日本が誇る「アニメ」(セル・アニメーション)とは一線を画す、芸術性・作家性の高いアニメーションの世界を紹介。

著者は長年、作家との直接の交流を通じてその作品の紹介をつづけてきた。本企画ではその活動のまとめとして、これまでおこなったアニメーション作家らの複数回にわたるインタビューを中心に構成する。作家の生の声から、創作の秘密、活動の軌跡を辿るとともに、著者の20年以上にわたる交友・活動をもふりかえる。戦後のアニメーション史を形づくる一冊。
図版多数 カラー口絵
6ページ


オーダー