書名: 現代ヨーロッパ社会論 統合のなかの変容と葛藤

編者: 宮島 喬

サイズ:四六判上製 312ページ 本体価格2600円
ISBN4-409-23027‐1

《目次》
序 本書のめざすもの 宮島 喬/ヨーロッパ統合における国家と社会 若林 広/「善意の専制主義」を超えて 八谷まち子/ヨーロッパにおける歴史像の共有? 近藤孝弘/文化の共存と文化の序列化 宮島 喬/統合原理を模索するフランス 中野裕二/連邦制下の民族対立 三竹直哉/スペイン・カタルーニャにおける人口流入と社会変容 竹中克行/ポスト・フランコにおけるバスク語の社会的位相 萩尾 生/コルシカの紛争に見る<民族> 定松 文/島の文化的自立(マン島) 原 聖/北アイルランド紛争の基底 分田順子/ドイツ型産業社会とエスニック・マイノリティ 久保山 亮/90年代フランスにおける「もうひとつの移民問題」 稲葉奈々子   

《内容》
EU統合と通貨統一を前に、ヨーロッパは不況と失業、地域化と分権化が進み、各国の違いと対立が目立つ。多文化・多言語をかかえたヨーロッパはこれからどうなるのか。統合の過程でどのような社会的・文化的問題が生れるのか。最もビビッドなヨーロッパ紹介。

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