書名:
もっと!子どもが地球を愛するために
   <センス・オブ・ワンダー>ワークブック

著者:マリナ・ラチェッキ/ジェイムス・カスパーソン
訳者:山本幹彦監訳/目崎素子

価格:2000円
サイズ
 A5並製 196ページ 刊行日2001年9月 
ISBN4-409-23034‐4 (一般/環境教育)

                                                 内容紹介欄へ

目次
謝辞/はじめに/日本語の読者のみなさんへ

愛 Love
(地球と心からわかりあう):ロマンス お魚の話/耳を傾ける ひとひらの雪/祭り パウワウ祭の人々/親しみ 我が家へようこそ

信頼 Trust
(地球への信頼感を身につける):受け入れる 向かい風/安心感 家族のみんなへ/責任 トレイル計画

育む Nurture
(地球を育む感じを思い出す):呼びかけに応える 海の叫び/思いやり アウトドアーから遠く離れて/休息 何もやることがない

成長 Growth
(地球とともに成長する):生命 潮だまり/変化 レッドバッファロー/死 流れ星

和解 Reconciliation
(地球の癒し手になる):破綻 傷跡/ヒーリング(癒し) 身近な癒し手たち

あとがき


訳者・内容紹介
Marina Lachecki マリナ・ラチェッキJames Kasperson ジェイムス・カスパーソン

マリナ・ラチェッキは、本書の前作にあたる『子どもが地球を愛するために』の著者の一人です。この本はすでに全米で10万部以上も読まれ、日本でも好評をもって迎えられ ています。おはなしを担当したジェイムス・カスパーソンは、ストーリーテラーでありミュージシャンでもあります。二人のワークショップは、おはなしや歌をふんだんに取り入れたものとなっています。二人は20年にわたり、アメリカ中西部一帯でワークショップや講演会を精力的に行ってきました。自然に対し生まれつき持っている(センス・オブ・ワンダー)を取り戻しつつ「地球と手を携えた暮らし」ができるようデザインされた、教育方法や教育哲学を開発しています。

山本幹彦 やまもと みきひこ
1956年京都生まれ。立命館大学卒業。2000年4月より(財)青少年野外教育振興財団環境教育事業部長および(財)日本ユースホステル協会研究員。日本環境教育学会、日本環境教育フォーラム、北米環境教育協議会会員。環境教育指導者養成ワークショップ、エコツアーを実施しつつ、ユースホステルでの自然体験プログラムや森林環境教育プログラムを開発。北海道当別町在住。

目崎素子 めさき もとこ
東洋英和女学院人文学部社会科学科卒業後、米国バーモント州立大学大学院自然資源計画科にて環境教育を学ぶ。帰国後、都市緑化の会社に勤務しながら環境教育に携わる。現在、大学の非常勤講師を務めたり、学校や民間の野外・環境教育、教材開発に関わっている。


 人の暮らしや営みは、地球と密接につながりあっています。野生のストロベリーをつみに出かけたり、寄せる波に足を取られながら波打ち際を歩くとき、私たちは地球にふれているのです。子どもの手のひらに蝶が止まったとき、私たちはその瞳の中に愛が育っているのを見ることでしょう。庭に咲く花々や果実が実をつけるとき、私たちは地球の贈り物に感謝することでしょう。樹液を 採るために裏庭に植えたカエデの木が、孫たちのツリーハウスに使われるとき、私たちも地球とともに年齢を重ねているのです。
 この本は、地球と手をたずさえた暮らしに私たちを誘う活動やお話を集めたものです。それぞれの章で、「愛」「信頼」「育む」「成長」「和解」といった地球と手をたずさえて暮らすための5つのコンセプト を探っていきます。おはなしでは、地球と暮らす人々のさまざまな手法をわかちあっていきます。活動紹介や「その他の活動」「資料」は、自宅や仕事場での実践に役立つことでしょう。
 私たちは地球との恋に落ちてしまったのです。生涯の約束を果たすための知恵や喜び、驚きに満ちた生命のつながり、地球の神秘と日々の表情……こういったことに共感しながら、地球と一体となって暮らしてみましょう。 (本書<はじめに>より)

関連書(小社刊行書籍)
『子どもが地球を愛するために』


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