書名:帰国子女100人の昨日・今日・明日 バイリンガル・ジャパニーズ

著者:佐藤真知子

サイズ:四六判並製 268ページ 本体価格1800円
ISBN4-409-24060-9 (一般/社会問題)

《目次》
プロローグ:帰国したバイリンギャルたち
異文化のシャワーを浴びて/バイリンガルになりたいけれど/学校に溶け込むノウハウ/編み直される家族の絆/いじめに立ち向かう/全日制日本人学校の光と陰/インターナショナル・スクールに通って/帰属感の固定・階層の再生産/OLがマジョリティ/言葉を生かして外資系や通訳職に/キャリアルートを走る/結婚観さまざま
エピローグ あとがき

《内容》
 アメリカとオーストラリアに暮らして今年で33年目になり、私はこれまで数多くの日本の子どもたちと接してきた。この子たちの「昨日・今日・明日」はあまり他人ごととは思えない。…社会人となった帰国生の視点で、外国での学校体験から帰国後の職場体験や結婚生活までをも含めた生活史の全体像をとらえ、彼女たち自身の経験を掘り下げた…。
 この本はなるべく具体例を挙げるように努めた…はじめて海外赴任する人たちや「帰国子女予備軍」の子どもたちに一種のマニュアルとして役に立てばうれしい。  (著者あとがきより)

佐藤真知子 さとうまちこ
1944年、京都市に生まれる。1967年から6年間、アメリカのピッツバーグに住み、1973年以来26年間、オーストラリアのメルボルン在住。
著書 『コアラの国に暮らして』(ちくまプリマ−ブックス)『新・海外定住時代―オーストラリアの日本人』(新潮社、アジア太平洋賞・特別賞受賞)「非英語圏からの移住者にとっての家庭と世代間変容」(『多文化主義・多言語主義の現在』収録 人文書院)他多数

オーダー