教育哲学の復権
教育理念の根源的探求

高田義隆 著

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四六判 上製 232ページ 本体価格1800円
                  ISBN4-409-24063-3 (専門/教育) 

≪目次≫

序文
第一章 教育の本質と理念
教育行為を成立させる根本的枠組/教育行為の客体的諸相/学習主体にとっての教育行為の意味/主客的相互行為としての教育/教育における根本理念の優越性
第二章 進化・分業・価値

進化及び発展とは何か/分業と社会生活/分業と価値規範/結語
第三章 プラトーンにおける正義と教育

集団と個の教育的関わり/ポリスが目指した理想としての正義と教育/プラトーンにおける正義と教育の関わり

第四章 近代の教育理念とその超克

近代の教育理念とその今日的問題性/全体的人間学が目指す教育理念

第五章 教育理念再生への方途

教育の両義性と歴史的一義化の問題/学校教育の限界と再生

注/あとがき

≪著者紹介≫

高田義隆 たかだ ともたか
1948年,京都市に生まれる。
立命館大学、京都大学、フランクフルト大学で経済学、哲学を学ぶ。
現在、大阪市の高校教員
著書:『全体的人間学序説』
論文:「近代主義の超克について」、「歴史哲学序説・序文」、「現代史資料の意味について」、「与那国島の経済的自立化再考」他多数

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≪内容紹介≫

不登校、いじめ、学級崩壊その他、深刻な現象群から問われているのは何か。巨大分業化社会に封じこめられた子供たちが、躍動的に、人間として希望をもって生きたいという願いにどう応えるべきか。プラトンの教育理念から近代に至る歴史的視点と、現代社会の分析を通して、教育が自律する文化であり、全体的な人格をそなえた人間の育成に教育の根本があることに熟考をうながす注目すべき提言。

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