書名:カバラー心理学――ユダヤ教神秘主義入門

著者:E・ホフマン
訳者:
村本詔司・今西康子

定価:3990円 (本体価格3800円+税190円)
サイズ:四六判上製 366
ページ 刊行日2006年8月 
ISBN4-409-33050-0(専門書/哲学・神秘思想 心理学)

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目次

日本語版序文/はしがき/緒言

序/ユダヤの神秘家たち―― 一なるものを求める人々/われらは宇宙なり/聖なる肉体の世界/心の平安をもたらす諸技法/覚醒のエクスタシー/夢と音楽を通じて源泉に戻る/かなたの次元/生死を超える不滅の魂/心の新しい国

註/用語解説/訳者あとがき/参考文献/索引


著者・内容紹介

村本詔司 むらもと・しょうじ
1947年大阪生まれ。1975年京都大学大学院教育研究科博士課程単位取得退学。スイス政府給費生としてチユーリッヒ大学と現存在分析研究所に留学。現在、神戸市外国語大学教授。専門は心理学と思想史。
著書:『ユングとゲーテ』(人文書院 品切)、『ユングとフアウスト』(人文書院 品切)、『心理賂床と倫理』(朱鷺書房)など。
訳書:C・G・ユング『心理学と宗教』(人文書院 品切)、マイロン・シヤラフ『ウイルヘルム・ライヒ』(新水社)、ジュラルド・コウリー他『援助専門者のための倫理問題ワークブック』(創元社)、など。
個人HP  http://www5d.biglobe.ne.jp/~shojimur/


今西康子  いまにし・やすこ
1958年神東川県生まれ。翻訳業。共訳書にクレア・ビーケン『もっと痩せたい!−からだを憎みつづけた私の13年間の記録』(大和書房)、キヤロル・ガーピッチ『保健医療職のための質的研究入門』(医学書院)、エドワード・ホフマン『子ビもに伝える父親たちの知恵』(草思社)、アンドリユー・バーカー『眼の誕生−カンブリア紀大進化の謎を解く』(草思社)、など。


時代を超越した人間の内面世界に関する知恵の源泉

ユダヤ神秘主義の一形態であるカバラーは何世紀もの間、大勢の人々を魅了してきた。ユダヤの賢者たちや神秘家の思想の持つ深遠さは、現在でも、芸術や文学、心理療法、物理学といったさまざまな分野に影響をあたえている。本書では、そのカバラーに示されている心理学的洞察が鮮やかに紹介されている。カバラーに示されているのは、人間存在の本質や私たちと宇宙の関係についての広範かつ詳細にして首尾一貫した世界観である。その思想は、真に普遍的見地にたっており、人間の本来もつ感受性や能力、より高次の可能性に対する私たちの理解をひろげていくものである。また、心理学においては、カバラーの基本的理念に、実はフロイトも影響を受けたと考えられ、ユングはカバラーの体系を心理学的知識の真の源泉として認めている。人間の心の仕組み、高次の可能性に迫る好著


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