書名:
意識と無意識――臨床の現場から

者:氏原 寛/成田善弘

定価:3990円 (本体価格3800円+税1990円)
サイズ:A5判上製 308
ページ 刊行日2006年4月 
ISBN4-409-34029-8(専門書/臨床心理)

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目次

まえがき (成田善弘)

序章 「意識の場」について  氏原 寛第一章 この生きた現在(Here and Now)と無意識  小川豊昭第二章 「無意識」 の発展とパーソナリティ構造論  神谷栄治第三章 こころの病 ・ 夢に顕現する意識 ・ 無意識の現れ  横山 博/第四章 夢にみる意識と無意識  渡辺雄三第五章 こころを砕くこと――無意識の排出と治療者のもの想い  松木邦裕第六章 意識・無意識から心理臨床の知を考える――主に臨床イメージ体験をみつめる観点から  藤原勝紀第七章 誰にとっての意識と無意識なのか  鈴木 龍第八章 少し視点の違う「意識」と「無意識」――人の日常の中にみられる「わがままなさま」と「何気ないさま」  吉川 悟第九章 つながること、つなげること――関係論から見た意識と無意識  横井公一第十章 心理療法における「意識」 の使い方 プロセス指向心理学の立場から  藤見幸雄第十一章 ライトでポップでスキルフルな解離について  高石浩一/終章 昨今の青年期病像にみる意識と無意識  成田善弘

あとがき(氏原 寛)


著者・内容紹介

氏原 寛  うじはら・ひろし
1929年生まれ、京都大学文学部卒業。帝塚山学院大学大学院人間科学研究科教授。学術博士、臨床心理士。
主著訳書:『カウンセリングの実践』(誠信書房、1985年)、『意識の場理論と心理施床』(誠信書房、1993年)、『ユングを読む』(ミネルヴァ書房、1999年)、『カウンセラーは何をするのか』(創元社、2002年)、『ロールシャッハとTATの解釈読本』(培風館、2005年)、C.G.ユング『子どもの夢』(監、人文書院、1992年 品切)、A.ヤッフェ編『ユング そのイメージとことば』(誠信書房、1995年)ほか。


成田善弘  なりた・よしひろ
1941年生まれ、名古屋大学医学部卒業。桜クリニック嘱託。精神科医、臨床心理士。
主著訳書:『精神療法の第一歩』(診療新社、1981年)、『心身症と心身医学』(岩波書店、1986年)、『青年期境界例』(金剛出版、1989年)『精神療法家の仕事』(金剛出版、2003年)、『強迫性障害』(医学書院、2002年)、『贈り物の心理学』(名古屋大学出版会、2003年)、J.F.マスターソン『逆転移と精袖療法の技法』(星和書店、1987年)ほか。


広大な「意識・無意識」論の場で鮮やかにたち顕れる心理臨床医と精神科医の刺激的・啓示的な体験知!

『転移/逆転移』『共感と解釈』で好評を得た《臨床の現場から》シリーズの第三弾!フロイト派、ユング派、家族療法家、トランスパーソナル派など種々の立場、また精神科医、開業臨床心理士、大学教員など多種の職業に就く第一線の執筆者が、「意識と無意識」という、心理治療のあらゆる場面と切り離せない大テーマをめぐって、それぞれの個別的な臨床体験を、理論的にあるいは実践的に普遍的治療の地平へと開示した注目の論集。


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