書名:神話のなかの女たち 日本社会と女性性 著者:横山 博 定価:2940円
(本体価格2800円+税140円) |
目次 |
序章 女性性の諸問題:女性の神秘/父性とのかかわり/母性とのかかわり/アニムスとのかかわり/女性の生き方をめぐって
第一部 日本神話の女神たち 第二部 女性性の歴史的・現代的諸問題 第三部 現代女性の葛藤と個性化 註/あとがき/参考文献 |
著者・内容紹介 |
横山 博 よこやま ひろし
1945年石川県生まれ。1970年京都大学医学部卒業、精神医学を専攻。精神病院勤務のかたわら、ユング心理学を研究。1983-1984年、1988-1989年の二回にわたってチューリッヒ・ユング研究所に留学。1989年7月、ユング派分析家の資格を取得。以後、病院勤務をつづけながら横山分析心理研究所を開設。1995年4月より甲南大学文学部教授。
主要論文「元型イメージの治癒力と危険」は(福島章編『イメージとこころの癒し』、金剛出版、1999)に収録。河合隼雄編『心理療法と身体』(共著、岩波書店、2000)、D・ローゼン『うつ病を生き抜くために』(監訳、人文書院、2000)他。
古事記と臨床に学ぶこころと生き方
様々な葛藤のなかに生きる現代の女性に焦点をあて、古事記と歴史そして心理臨床に現れる「女性性の本質と変容課程」を描き出すユング派分析家による新しい女性論。「現代的課題に直面しつつ生きる人たちに、男女を問わず薦めたい」(河合隼雄氏推薦文より)