書名:蓮如の「御文」 著者:大谷暢順 定価:2415円
(本体価格2300円+税115円) |
目次 |
まえがき 二帖目第一通 お浚(さら)えの章/一帖目第八通 吉崎建立の章/全篇四十八/全篇五十一 ― 一/全篇五十八 |
著者・内容紹介 |
大谷暢順 おおたに ちょうじゅん
1929年生まれ。東京大学文学部、ソルボンヌ高等学院卒業。パリ第7大学文学博士。名古屋外国語大学名誉教授。フランスパルム・アカデミック勲章受賞。現在、本願寺門跡・本願寺維持財団理事長。
著訳書:『蓮如上人全集』『定本五帖御文』『親鸞聖人集』(仏語)『御文を通じて見たる蓮如上人の教理と実践』(仏語)『ジャンヌ・ダルクと蓮如』、訳書に安部公房『他人の顔(仏訳)など。
蓮如を通して日本仏教を現代に問う
日本人の精神を賞揚し、中世から近世への道を切り開いた蓮如上人。衰微していた本願寺をわが国最大の教団に育て上げ、広く民衆の信心獲得に生涯を捧げたことから、教団内外で浄土真宗開立の祖と呼ばれている。
その蓮如の行実を支えたのが、広く民衆に宛てて書かれた手紙──「御文」である。その後「御文」は、日本人の思想、哲学における底流の一つという評価がなされ、わが国の精神文化発展に大きな影響を与えた。
蓮如研究の第一人者で、真宗大谷派の精神的支柱でもある著者による「御文」解説の決定版。