書名:
シャネルの真実 La vérité de Gabriel Chanel

著者:山口昌子

価格:1900円
サイズ:46判上製 258
ページ 刊行日2002年4月 
ISBN4-409-51051‐7 (一般・教養/歴史・評伝)

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目次
第1章  シャネルが死んだ日/シャネルが生まれた日/生まれた町ソーミュールは騎兵学枚の地 /母親が死んだ日/シャネルの生まれた時代 
第2章  オーバジーヌの孤児院 /ココ! ココ!/ヴィシーでの運試し/自分の才能への目覚め/唯一愛した男、アーサー・カベル/ 時代のモードの犠牲になった女性たち 
第3章  ドーヴィルの初めての店/第一次大戦と女性解放/ 《シャネル・スーツを持たない女性は時代遅れ》 /イレギュリエール 新しい女の生き方  第
第4章  シャネルとミジア狂気の時代(レゼネ・フォール)とヒロイン/モードの革命 小さな黒い服とショルダー・バッグ /「シャネルの五番」の誕生/新しい愛人たち/お針子たちの初めてのヴァカンス
第5章  空白の十五年間/レジスタンスと対独協力(コラボ)/七十一歳のカムバック/皆殺しの天使の孤独と栄光  

あとがき


著者・内容紹介

山口 昌子 やまぐち  しょうこ
産経新開バリ支局長 慶應義塾大学文学部仏文科卒業。1969〜70年,フランス政府の留学生として新開中央研究所(CFJ)留学。1974年,同研究所の「欧州講座」に出席。産経新聞社で教養部,夕刊フジ,外信部次長,特集部凝集委員を経て1990年5月より現職。1994年度ポーン上田国際記者賞を受賞。2001年,フランス共和国から国家功労章を受賞。
著書:『大国フランスの不思議』(角川沓店),共著に『20世紀特派員』(扶桑社)など。 訳書:フランソワ−ズ・ジル『マリー・キュリー』(新潮社)ほかがある。


20世紀を華麗に駆け抜けたココ・シャネル。ブランド成功の秘密と隠された人生の真実に迫る!
フランスの小さな地方都市で、十二歳から十八歳まで孤児院に預けられるという貧しい少女時代を過ごしたココ、本名ガブリエル・シャネルは、パリの上流階級のために存在していたモードをアイデアと工夫で改革し、女性を解放すると同時に自分自身も見事に世紀の人として世界にはばたいた。同時代の作家ポール・モランは彼女を「
(19世紀的なものをすべて葬った)皆殺しの天使」と呼んでいる。サクセス・ストーリーとして喝采されるべきシャネルは、生前、自らの生い立ちを隠して決して明かそうとしなかった。ファッションとモードのなかで苦闘しながら、いつも自分の生きるスタイルを求めつつ20世紀を駆け抜けたその波瀾の人生(1883-1971)を、死後に残された数々の伝記をひもとき、特派員の足とペンでお針子をはじめシャネルの身近にあった人々にインタビューを重ね、今世紀のパリを彩るファッション、そこを往き来する人々、そしてフランス各地のゆかりの土地をそれぞれ縦糸、横糸に、その生きた時代、成功の秘密をつづったシャネル本の中でも群を抜く話題いっぱいの読み物。


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