書名:江戸の陰陽師 天海のランドスケープデザイン 著者:宮元健次 価格:1900円 |
目次 |
はじめに 序章 天海という男: 出生の謎/流浪の僧侶/家康との出会い/幕府による登用/愛される秘訣/幕府のクッション役/寿命の謎 第一章 江戸の風水デザイン: 江戸入り/四神相応による遷地/京都の鬼門・裏鬼門封じ/江戸の鬼門・裏鬼門封じ/四方封じ/五色不動と六地蔵 第二章 桂離宮と修学院離宮: 鬼門軸の謎/幕府が与えた不浄の地/二条城と仙洞御所/二大皇族の流刑/呪術と和歌 第三章 江戸の地霊鎮魂: 平将門公と江戸/将門公遺跡と都市計画/城門の地霊鎮魂/地霊鎮魂のルーツ/利用された将門公信仰/その後の将門公伝説/神田祭 第四章 東照宮の秘儀: 大権現と大明神/久能山東照宮/日光東照宮/人を神に祀る様式/久能山と太陽の道/日光と北極星/北極星の意味/東照宮のルーツ/神になりたがる権力者たち 終章 その後の天海: 天海の死/江戸幕府滅亡と天海 おわりに 参考文献 |
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宮元健次 みやもと けんじ 徳川幕府の宗教担当ブレーンとしてその政権の礎を築いた天海。天台密教は言うに及ばず、陰陽五行思想や道教、さらに陰陽道を駆使して、日本的風水による江戸の町づくりを「陰陽師」さながらに実践した大スケールの人物を、遺された神社や寺院の建築群を主軸に、ランドスケープデザインの実態を通して解明する。 |