《叢書・文化研究2》
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四六判 上製 320頁 本体価格2500円 2001年3月上旬 ISBN4-409-53023-0≪専門・教養/人類学/文化論≫ |
≪目次≫ |
≪著者、訳者紹介≫ 古谷嘉章 ふるや よしあき 1956年東京生。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。学術博士。現在九州大学大学院比較社会文化研究院助教授。専門は文化人類学。 本書は、西洋近代の生み出した「近代」と「非西洋」についての言説が否認・排除してきた「異種混淆の近代」というパースペクティヴ――さまざまな言説により「非近代の側」に分類されてしまった人々も、その個別の社会的位置によって異なった仕方ですでに近代を体験してきたのであり、不平等に相互連結した世界のなかで、そうしたさまざまな近代体験が交錯している状況こそが近代なのではないだろうか――を提示し、それを基礎として「文化概念」、ひいては人類学を構想しなおす。著者は九州大学大学院助教授。 |