書名:紛争の海 水産資源管理の人類学 著者:秋道智彌・岸上伸啓編 価格:3500円 |
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秋道智彌(あきみち ともや)
1946年生まれ。国立民族学博物館民族文化研究部教授。
岸上伸啓(きしがみ のぶひろ)1958年生まれ。国立民族学博物館先端民族学研究部助教授。 南の海と北の海。資源をめぐる葛藤と汚染管理についての画期的な総合研究。 東南アジアの海洋漁業と極北の先住民漁業をめぐり、資源利用の特色,生業か市場向けか、先住民権との関連,国の法律と慣習法との関連、持続的な資源管理の問題、伝統的な知識と科学的な知識、環境の汚染など、あらゆる側面から南北の漁業紛争と資源管理の現代的問題を究明する。「沖縄漁業の発展と紛争」「マラッカ海峡の華人漁業」「東南アジアのダイナマイト漁」「マダガスカルのナマコ資源」「クジラをめぐる葛藤」「先住民漁業」「イヌイトの伝統的知識」「サケをめぐる対立」「カナダ極北・カムチャッカ半島のサケとシロイルカ」「捕鯨をめぐる政治」「川と海の病気」など。グローバル化のなかの漁業というユニークな視点からの総合研究は初めてであり、研究者だけでなく、行政やビジネスマンにも有益。国立民族学博物館の重点研究のまとめ。 |