書名:山の神(易・五行と日本の原始蛇信仰)

著者:吉野裕子

サイズ:四六判上製 232ページ 本体価格2000円
ISBN4-409-54024-6 (専門・教養/民俗学)

《目次》
序章 1倭建命伝承と日本古代信仰―祖霊の力と女の力 2 山の神の神格 3 山の神の分類
第一章 蛇と山の神 1 世界の原始蛇信仰 2 日本の原始蛇信仰 3 見立ての信仰 4 蛇の古名    5 日本創世神話と山の神 6 スサノヲ神話と山の神 7 蛇を秘める細少の神 8 産の神としての山の神
第二章 亥(猪)と山の神 1 山の神の分類 2 易・五行における亥(猪) 3 正倉院御物石板彫刻の戌・亥(犬・猪) 4 陰陽五行思想の概要 5 「亥」の全体像とその分類表―各「亥」の再構成 6 山の神の本質(其の一) 7 山の神の本質(其の二)
第三章 山の神祭とその周辺  1 カラス祭 2 陰陽五行と迎春呪術 3 神島の「ゲーターサイ」
おわりに

《内容》
  記紀において山の神が「蛇」や「猪」であらわされるのは何故か。日本の宗教・民俗と中国古代思想との関係を意欲的に追究している著者が、日本民俗学の最大のテーマの一つである《山の神》の謎に取り組む。易と陰陽五行を導入して定説の陥穽を衝いた画期的研究。
オーダーご案内欄

メールでオーダー