書名:
もっと知りたい! 水の都 京都

著者: 世界水フォーラム市民ネットワーク
   鈴木康久・大滝裕一・平野圭祐編

価格:1500円
サイズ:四六判並製 224
ページ 刊行日2003年2月 
ISBN4-409-54064-5 (一般・教養/地域文化・社会史 京都)

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目次

T なぜ、京都に水文化が生まれたのか水が文明をつくる/水が豊かな京都/水の神の中心は京都にある              

/水を操る技術にすぐれた都人/人工河川と道路が計 画的に整備された平安京/酒、お茶、豆腐、水にかかわる食文化の発祥の地

U 京都が育んだ水文化をたずねて水の神を祀る貴船神社/賀茂氏/水を制した秦氏/弘法大師と水/雨乞いの霊場をめぐる/雨を呼ぶ霊獣/河童の物語/名水の都・京都/京友禅と水の文様/日本人といえばお茶/京料理に彩りを添える麩/京の水が生みだす湯葉と豆腐/伏見の酒/別荘の地・桂と桂川/鴨川納涼床の変遷/豊臣秀吉がつくった御土居堀/角倉了以と保津川/江戸時代の京の暮らしと川/水をとおして見た洛外の農業/生命を支える琵琶湖疏水

V 水の都・京都の川と水辺の変遷をたどる:山河襟帯の水の都・京都/平安から現在まで川の地図を読む

W 今日の水辺を歩く――歴史と風景を楽しむ:鴨川/桂川/高瀬川/神泉苑/堀川/小川/西洞院川/天

神川/明神川/奈良の小川/巨椋池/今出川/白川/佐比川/有栖川/鍋取川

X これからの暮らしと水:京の都の水文化が教えてくれるのもの/なぜ水の文化を考えなければならないのか         

/近代化と都市の水環境/これからの暮らしと水を考える      


著者・内容紹介

鈴木康久(京都府農林水産部農村振興課)/大滝裕一(京都府土木建築部河川課)/平野圭祐(毎日新聞記者)/小田一彦(京都府農林水産部農政課)/加納伸晃(京都府企画環境部企画総務課)/栗山一秀(月桂冠大倉記念館名誉館長)/黒川孝宏(亀岡文化資料館長)/霜浦森平(京都府立大学大学院)/添田美和(京都府企画環境部企画参事付)/高井和大(京都・貴船神社宮司)/中村貴子(京都府立大学大学院農学研究科助手)/中村武生(花園大学非常勤講師)/新川達郎(同志社大学教授・NPO世界水フォーラム市民ネットワーク代表理事/山崎達雄(京都府企画環境部環境政策監)/写真協力 縣尾公治(毎日新聞記者)


京都=水の都とは意外に思われがちですが、一二〇〇年の歴史のなかでつちかった、水と人々との生活の親密なかかわりをあらためて示し、水とともに育んだ京都の歴史と文化を紹介します。豆腐・湯葉・酒、友禅・水の文様、地下水と井戸など、衣食住すべてにわたる京都の水文化の今昔、伝説やお祭の紹介など、トピックごとにコンパクトにまとめたお話集です。後半は、堀川をはじめ今は失われたかつての川や水辺を、絵図や新旧の写真とともにたどります。地図もついていて、水辺を散策する格好のガイドブックにもなります。京都大好き人間! 必読書


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