書名:遍路巡礼の社会学 著者:佐藤久光 定価:3150円
(本体価格3000円+税150円) |
目次 |
第一章
研究の課題と各霊場の成立
第二章
江戸時代の巡礼・遍路の動向
第三章
現代の巡礼・遍路の動向
第四章
巡礼と遍路の実態 註/あとがき/索引 |
著者・内容紹介 |
佐藤久光 さとう ひさみつ
1948年秋田県に生まれる。大谷大学大学院哲学科博士課程修了。種知院大学専任講師、助教授、教授、その間91年から95年まで関西大学経済・政治研究所嘱託研究員。現在、関西大学、龍谷大学非常勤講師。
著書:『チベット密教の研究』(共著、永田文昌堂)、『密教の文化』(共著、人文書院 品切)、『巡礼論集1』(共著、岩田書院)など。
西国、秩父巡礼と四国遍路の歴史と実態を社会学的にとらえる
西国、秩父の観音巡礼がどのように起こり、大師信仰の四国遍路がいかに発展していったか。今日の巡礼・遍路ブームの背景に先人のどのような歴史があったのか。成立、名称、順路、数の推移や出身地、職業その他、霊場のそれぞれに残る納札や過去帳を精査することで江戸時代から現代にいたるまでの遍路と巡礼の営みに社会学的なアプローチを試みた労作研究。めずらしい写真・図版を多数収録。