書名:
京都観光学のススメ

著者:井口和起/上田純一/野田浩資/宗田好史

定価:1680円 (本体価格1600円+税80円)
サイズ:四六判並製 190
ページ 刊行日2005年3月 
ISBN4-409-54069-6 (教養/社会・地域史・観光学)

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目次

T 観光の意味論 
今、京都の町で起こっていること――観光都市・京都の変容:はじめに――京都観光の転機/京都の観光客、その知られざる現状/都市化した日本と京都の地位の変化/伸びる観光地と伸びない観光地/おわりに――近年さらに加わる変化、京都観光はどこへいくのか  宗田好史巡礼から観光へ――観光史的に見た巡礼の旅:はじめに――旅の位置づけ/巡礼の旅と観光/「景勝地」観光の誕生/中世の旅の環境/おわりに――旅の展開  上田純一

U 京都へのまなざし 
近代京都へのまなざし――修学旅行案内と京都:はじめに――「京都」の発見/近代日本における修学旅行の成立/京都の「伝統」と近代化/近代『京都修学旅行案内』の変遷/おわりに――「新京極」の大正・昭和初期  井口和起京都イメージの固定化・制度化のプロセスはじめに――京都は古都か?/京都らしさの固定化の起源――近代文学者と京都/京都の観光化――「アンノン族の京都」へ/京都論争と景観問題/町家ブームと観光のまなざし/おわりに――古都の生成と地域文化の再解釈  野田浩資

V 京都の将来/観光の将来 
二一世紀の観光都市をつくる取り組みはじめに――国際化に対する京都の街/都市観光を支える都心の老舗/文化遺産の保存と文化観光政策/観光交通問題とその対応/おわりに――二一世紀の文化に京都が果たす意義  宗田好史京都の行方――「観光のまなざし」をめぐって:はじめに――観光化と京都/観光をどう理解するか?/現代観光と京都へのまなざしの変化/京都観光の課題と将来/おわりに――発信から接続  野田浩資

執筆者紹介


著者・内容紹介

井口和起 いぐち かずき 京都府立大学名誉教授
上田純一 うえだ じゅんいち 京都府立大学文学教授
野田浩資 のだ ひろし 京都府立大学福祉社会学部助教授
宗田好史 むねた よしふみ 京都府立大学人間環境学部助教授


〈観光〉を考えるとこんなに面白い!

年間4500万以上の観光客を集める都市、京都。そこには一体どんな人が、何を求めて訪れ、京都の街はどう変化しているのか。<京都>と<観光>のつながりを、社会と歴史の観点から広く深く見つめ、今京都の町で起こっていることを通じて観光の未来を考えます。                 (京都府立大学・地域研究 U)


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