書名:ペットと暮らす 共生のかたち 著者: 吉田眞澄 価格:1600円 |
目次 |
序章 人による動物支配の構図と変化:人による動物支配の構図/動物支配の特殊性の認識と配慮 第一章 現代社会とペット:ペットブームの光と影/ペットブームの背景 第二章 飼い主の責務:飼い主に対する社会の目/ベルリンの犬の学校=犬のしつけ教室/わが国のしつけの状況/飼い主に求められる姿勢 第三章 社会の役割分担:ミュンヘンのペット事情/ペットに開かれたまちづくり/パリ市の糞害対策/ペットと行政の役割/ヨーロッパの動物愛護団体/わが国の動物愛護団体/ペット関連の仕事 終章 共生のかたち:現代人がペットを求める理由/ペットと暮らすかたち/社会がペットを受け入れるかたち あとがき |
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吉田眞澄 よしだ ますみ
ペット法学会副理事長。元同志社大学教授。1945年、京都市生れ。同志社大学大学院法学研究科修士課程修了。1998年、「ペット学会」を設立。事務局長を勤める。2000年、同志社大学を退職後は、これまでの知識を実務家として社会に生かすべく、また、人とペットの共生社会を実現させるべく、幅広い活躍をしている。 ペットブームの現在、犬とネコだけでも1800万匹、2・5軒に一匹という大変な数字だ。昨年には動物愛護管理法が施行され、動物虐待に対する罰則が強化された。このようにペットと暮らす環境は整備されているが、しかしマナーの方はどうだろうか。マンションなど集合住宅での飼い方、道路や公園など公共施設でのペットの扱い方、しつけの問題など、法律問題以前の市民道徳がなおざりにされてきた。著者は、同志社大学で長年民事法を講義してきたが、このたびペット専門の弁護士として独立し、ペット法学会事務局長をつとめるかたわら、ペットに対して開かれた、成熟した共生社会を建設すべく、本書を執筆した。英独仏などペット先進国の事情も詳しく述べられている。写真も多く収められている。 |