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書名:カラヴァッジョ鑑 編者:岡田温司 |
目次 |
カラヴァッジョ復活――あるいは「歴史の天使」ロベルト・ロンギ 岡田温司
I 正射
扉を押し開くもの――「聖トマスの不信」をめぐって 徐京植
ロンバルディアのプレ・カラヴァッジェスキ――「メートル」と歴史性 水野千依
幻視のリアリズム――カラヴァッジョの宗教画 宮下規久朗
カラヴァッジョが描いた「音楽」 岡部宗吉
II 反射
凸面鏡の自画像――バルミジャニーノとカラヴァッジョ 谷川渥
カラヴァッジョ考 マイケル・フリード(岡田温司・西山晶子訳)
鏡の中のカラヴァッジョ 岡田温司
Talking A/Head――Queering”Making−Sense” 長原豊
III 乱反射
デレク・ジャーマンのカラヴァッジョ――活人画映像をめぐって 篠原資明
同時代人の目に映ったカラヴァッジョ 松原知生
交差するふたつの眼差し――カラヴァッジョとパゾリーニ 石田美紀・土肥秀行
IV 歪像
はみだし者の系譜 和田忠彦
白のバロック――アンドレス・セラーノ 金井直
ナルキッソスはバロック的か? ユベール・ダミッシュ(大塚直子訳)
時の肉に触れる――あるいはセクシュアリティは歴史主義に抵抗する 田崎英明
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カラヴァッジョとロンギの対話 岡田温司
カラヴァッジョ(抄) ロベルト・ロンギ(岡田温司・加藤花子訳)
「現在」を映すカラヴァッジョ――編者あとがきに代えて
主要事項索引
主要人名索引
執筆者・翻訳者一覧
編者紹介 |
岡田温司(おかだ・あつし)
1954年生。京都大学大学院博士課程修了。京都大学大学院人間・環境学研究科教授。西洋美術史。著書に『もうひとつのルネサンス』(人文書院、1994)、『ルネサンスの美人論』(人文書院、1997年)など多数。
『モランディとその時代』(人文書院)にて2003年第13回吉田秀和賞受賞、 『フロイトのイタリア』(平凡社)にて2009年第60回読売文学賞受賞。
内容紹介 |
バロック絵画の立役者、光と闇の巨匠、カラヴァッジョ。その新しさを歴史、文学、音楽、映画、思想と多方面から照らし出す大パノラマ。カラー口絵多数。