書名:台湾女性史入門

者: 台湾女性史入門編纂委員会

定価:2730円 (本体価格2600円+税130円)
サイズ:A5判並製 
258ぺージ 刊行日2008年10月 
ISBN978-4-409-51061-2 (歴史/台湾史)

目次

 はしがき 

T 婚姻・家庭  略序/1 家族形態/2 結婚観/3 婚姻法・離婚法/4 離 婚/5 相続権/6 媳婦仔【シンブアー】/7 ドメスティック・バイオレンス/8 国際結婚と新移民女性/9 児童の養育
コラム1 少子化/2 女性の社会進出とベビーシッター/3 同性の伴侶/4 台湾のDV防止法の特色
   
U 教 育  略序 1 日本統治以前の女子教育/2 日本統治期の女子教育/3 戦後の女子教育/4 女子留学生/5 女子の職業教育/6 社会教育と女性/7 ジェンダー・イクォリティ教育法/8 新移民女性の教育
コラム5 伝統女子高の今/6 強要された大和撫子/7 『宝妹【パオメイ】と小明【シャオメイ】のお話』―ジェンダー・イクォリティ教育のテキスト/8 新世代の家政科      /9 女子高生の星 楽儀旗隊/10 気になる日本――日本語を学ぶ台湾女性/11 夢に向かって、日本留学

V 女性運動   略序/1 日本統治期の女性運動/2 戦時下の女性動員/3 戦後の女性解放運動の始まり/4 民主化と女性運動の高まり/5 女性の政治・経済への参加/6 女性運動の主流化/7 女性団体/8 戦後の娼妓政策と廃娼問題/9 「慰安婦」問題 
コラム12 性暴力からの解放――ケ如雯と彭婉如/13 身心障害者保護法と女性/14 陳妹おばあちゃんの物語/15 台湾大学「婦女研究室」/16 行政院婦女権益促進委員会
   
W 労 働  略序/1 日本統治以前の女性労働/2 日本統治期の女性労働/3 戦後の経済発展と女性労働者/4 性別職域分離/5 職場における女性差別/
6 労働法規と女性/7 外国人女性労働者/8 家事労働/9 女性労働者間の格差/10 貧困の女性化
コラム 17 帽子を編む女性/18 起業で羽ばたく女性たち/19 大学生のアルバイト事情
          
X 身 体  略序/1 纏足解放運動/2 服飾の変化/3 戦前の娼妓制度/4 台湾女性とスポーツ/5 性解放運動/6 出産と堕胎/7 レズビアン/8 セクシャルハラスメント
コラム 20 黒猫 黒狗【オーニャオ オーガオ】─―政治と大衆文化/21 女子高生の制服/22 哈日族【ハーリーズー】とファッション/23 檳榔西施/24 電子花車 /25 台湾漢民族の妊娠に関するタブー
 
Y 文 芸  略序/1 女性漢詩人/2 日本統治期の女性文芸/3 戦後の女性詩人/4 戦後の女性作家/5 フェミニズム作家概況/6 クィア文学/7 音 楽/8 美 術/9 舞台女優/10 歌仔戯/11 映画女優/12 女性監督
コラム 20 アジアの歌姫 テレサ・テン/21 大女優 張美瑤/22 故宮博物院初の女性院長 林曼麗

Z 政治・ヒエラルキー  略序/1 女性と訴訟権/2 日本統治期の女性の参政/3 日本統治期の女性団体/4 戦後初期の女性の参政/5 二・二八事件、白色テロと女性/6 現代の女性政治家/7 現代の女性リーダー/8 女工という階級
コラム30台湾の裁判制度と女性裁判官/31 台湾の女性革命家 謝雪紅/32 台湾最初の女医 蔡阿信/33 台湾初の女性市長 許世賢/34 白色テロの生んだ悲劇――蒋碧玉

[ 信仰  略序/1 媽祖信仰/2 年中行事/3 シャーマニズムと道教/4 仏 教/5 新興宗教/6 キリスト教
コラム35 マカイと張聡明
      
\ 原住民  略序/1 婚姻・家庭/2 教 育/3 労 働/4 工 芸/5 身 体/6 文 学/7 音 楽/8 政 治/9 信 仰
コラム36 パイワンの少女オタイ/37 日本人の妻となった原住民女性たち/38 サヨンの鐘/39 リカラッ・アウーとその作品に描かれた台湾原住民族女性/40 原住民女性が大学で「学ぶ」こと/41 原住民女性初の立法委員 高金素梅/42 プユマ族の村から世界へ――張恵妹

略年表 
索 引 
あとがき


内容紹介

「台湾女性史」の発見

好評既刊書『中国女性史入門』(関西中国女性史研究会編)の台湾版。婚姻、教育、政治から、文化、芸術、そして原住民まで、計72のトピックを台湾のジェンダー研究者が最新の成果をふまえ、それぞれ見開き2ページでコンパクトに解説。コラムのほか、豊富な文献案内、索引、年表付き。戒厳令解除後の民主化とフェミニズム運動の盛り上がりを経てはじめて可能となった、日本はもちろん台湾本国においても稀な女性史「発見」の試みでもある。


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