|
書名:〔増補版〕民族誌的近代への介入 ―文化を語る権利は誰にあるのか― 著者:太田好信 |
目次 |
序章
T 人類学とカルチュラル・スタディーズ
文化を語る権利は誰にあるのか/カルチュラル・スタディーズ
U 人類学と民族誌的近代
ポストコロニアル批判を越えるために/言説としての人類学
V 人類学とモダニズム
同時間的モダニズム/沖縄モダニズム
W サバルタンと人類学のアンメイキング―グアテラマで考えたこと
未来から語りかける言語/人類学とサバルタンの主体的関与
X 理論の批判的継承
ポストモダン人類学とアンデンティティの政治再考
註/あとがき/引用文献/主要事項索引/主要人物名索引
著者紹介 |
太田好信(おおた・よしのぶ)1954年札幌生まれ。九州大学大学院教授。文化人類学。著書に『トランスポジションの思想―文化人類学の再想像』(世界思想社、1998年)『人類学と脱植民地化』(岩波書店、2003)『亡霊としての歴史』(人文書院、2008年)。訳書に『文化の窮状―二十世紀の民族誌、文学、芸術』(共訳、人文書院、2003年)など。
内容紹介 |
カルチュラル・スタディーズ、ポストコロニアル批判、サバルタン・スタディーズなどの成果をふまえつつ、「現地の人々の視点から」の本質的意味を問い直す。2001年 に刊行され好評を博した同書に、新たに補章「ポストモダン人類学とアイデンティティの政治再考」を追加した増補改訂版。