書名:
日本語はどこから来たか

著者: 津田元一郎

価格:2400円
サイズ
 四六判並製 354ページ 刊行日2001年8月 
ISBN4-409-04055‐3 (専門・教養/哲学思想・日本語論)

                                                 内容紹介欄へ

目次
本書の主張

はじめに

序論:四元素(水、火、空気、土)/第一人称代名詞/音の意味

第一章 母 音:母音の意味/ア母音と子音の結合――アカ、アキ、アサ、アシ、アス、アタ、アナ、アハ、アマ、アラ、/イ音と子音の結合――イキ、イサ、イシ、イス、イセ、イソ、イヅミ、イ ヅモ、イヌ、イト、イネ、イミ、イリ、/ウ音と子音の結合――ウサ、ウシ、ウミ、ウラ

第二章 子 音:カ行音(カ、キ、ク、ケ、コ)――カガ、カマ、カム、カラ、カワ、キタ、キミ、キリ、クサ、クニ、ケ、コト/サ行音(サ、シ、ス、セ、ソ)――サカ、サツマ、サマ、シホ、スサ、スサノ、 スメル、ソ/タ行音(タ、チ、ツ、テ、ト)――タカ、タマ、ツ、ツキ、テル、トヨ/ナ行音(ナ、ニ、ヌ、ネ、ノ)――ナカ、ナミ、ナラ、ニシ/ハ行音(ハ、ヒ、フ、へ、ホ)――ハハ、ハマ、ハラ、ヒツギ、ヒト、フジ、パル/マ行音(マ、ミ、ム、メ、モ)――ミギ、モ、モノ/ヤ行音(ヤ、イ、ユ、エ、ヨ)――ヤハタ、ヤマシロ、ヤマト、イメ、ユキ/ラ行音(ラ、リ、ル、レ、ロ)とワ行音(ワ、ヰ、ウ、ヱ、ヲ)――ワ、ワケ、ワラビ、ヲカ


訳者・内容紹介
津田元一郎 つだ げんいちろう

1925年生れ。東京大学文学部哲学科卒。同大学院修了。哲学者。
著書:『アフガニスタンとイラン―人とこころ―』(1977年、アジア経済研究所)、『アジアから視る』(1978年、講談社)、 『アジア的人間の世界』(1978年、日本経済新聞社)『インドのこころ』(1980年、日本評論社)、『日本的発想の限界』(1981年、弘文堂)、 『今、インドから何が見えるか』(1985年、PHP研究所)、『日本文化の源流』(1987年、国書刊行会)、『近代アジア教育史研究』上巻(共著、1969年、岩崎学術出版社)、『世界教育史体系6(東南アジア教育史)』(共著、1976年、講談社)、『アーリアンとは何か―その虚偽と真実―』(1990年、人文書院)


世界の言葉は連鎖している。日本語と遥かに繋がるオリエント世界!

世界の言葉の音には、一定の意味の原則がある。それに照らすと、日本語も国際語のひとこまに過ぎない。古代日本語の主要な語は、オリエントの言葉であり、じつは日本語は予想外に多元複合語なのである。平田篤胤が誤解した神代文字(日文)とハングル、大野晋『日本語の起源』は果して正しいか、音のもつ意味とその万国一定の共通性など、言葉の具体的なレベルで音韻論的に分析・検証した日本語起源論の興味津々、意欲の研究。

オーダー