書名:人類の自己家畜化と現代

著者:尾本惠市編著

価格:1600円
サイズ:四六判並製 204
ページ 刊行日2002年7月 
ISBN4-409-53028−3 (一般・教養/人類学)

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目次
はじめに 埴原和郎(自然人類学)
メタフォーとしての自己家畜化現象 尾本恵市(自然人類学)/人間の自己家畜化を異文化間で比較する 川田順造(文化人類学)/自己家畜化の認知的側面 松井 健(文化人類学)/清潔すぎることの危うさ 藤田紘一郎(寄生虫学)/いま、子どもの口の中に何が起きているか 桑原未代子(小児歯科学)/人にとって教育とは何か 井口 潔(医学教育)/ペットと現代文明 吉田眞澄(ペット法学)/ヒトの未来 武部 啓(遺伝学)
おわりに 尾本恵市

著者略歴


編者・内容紹介

尾本恵市 おもと けいいち
1933年生れ。東京大学大学院博士課程中退。理学博士、ph.D.東京大学理学部教授(人類学)を経て、国際日本文化研究センター教授として「日本人、日本文化」に関する学際研究を行う。現在、桃山学院大学文学部教授。
著書:『分子人類学と日本人の起源』(読売新聞社)、『ヒトはいかにして生れたか』(岩波書店)、『海のアジア4・ウォーレシアという世界』(共著、岩波書店)ほか。

その他の執筆者の小社刊行書籍
埴原和郎『日本人の成り立ち』。吉田眞澄『ペットと暮らす』


野生動物をてなづけ、家畜として利用してきた人類が、便利で快適な現代文明のもとで家畜化した。感性の衰弱、肉体の弱化、子どもの歯や顎の劣化、道徳心の麻痺、個性の喪失とクローン化――問題の所在と今後の方向をめぐり、9人の筆者による衝撃的な問題提起。


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