書名:ヨーロッパ統合のゆくえ 民族・地域・国家 編者:宮島喬/羽場久子 価格:2200円 |
目次 |
序・ヨーロッパの拡大において問われているもの 宮島 喬/羽場久子 統合の運動の到達点――半世紀を経て/中・東欧の変動の10年――ヨーロッパ拡大の前提/何のための変化か――EU内の確執/統合の拡大とその問題点――中・東欧の求めるもの、 齟齬と課題/「来たる一〇年」を展望して
T EUの拡大とヨーロッパの再編成 U ヨーロッパ統合の深化と課題 あとがき/ヨーロッパ統合関連年表 |
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宮島 喬 みやじま たかし 1940年生れ。立教大学社会学部教授。著書:『先進社会のジレンマ』(共著、有斐閣)、『ひとつのヨーロッパ、いくつものヨーロッパ』(東京大学出版会)、『文化的再生産の社会学』(藤原書店)、『ヨーロッパ社会の試練』(東京大学出版会)、『現代ヨーロッパ社会論―統合のなかの変容と葛藤』(編著、人文書院)など。
羽場久子 はば くみこ 若林 広 わかばやし ひろむ これまで、冷戦期におけるヨーロッパの西と東の分断の結果、日本でも、一般に西欧と東欧はまったく別々に扱われてきた。冷戦の終焉以降、東西の「ヨーロッパ」の統一と多様性の見直しが進んでいる現状を鑑み、日本でもEUの統合と拡大の問題を、西と東の各地域・各民族の側から扱う必要があるのではないか。そうした観点から、本研究は、1999年春に西欧と東欧の研究者双方に声をかけてはじめられた。(あとがきより)
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